談合体質の改善と言うけれど

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特に、明治時代以降から戦後、大和のこころが、ご都合主義に解釈されて、それが日本人の美徳とされて今にきている。「大和魂」は、戦争に利用され、「和」は、戦後復旧の談合に利用された。日本の歴史の教科書も、当時の政治の都合によって、内容の右左へと変貌している。大和時代を考えれば、分かることだが、義務教育でも、その時代のことは、どんな感じの時代ぐらいかは、かわらず教えているどうが、大人になって、その知識が行かされないことも、残念なことである。ある意味、その歴史を理解させる時が、理解するには、大分、アンマッチなのかもしれない。さて、、、

大和時代のエピソードでは、「大和魂」は、知恵と勇気の象徴であって、敵の大将に、毒をもって勝利することもありなのである。例えば、大和のおろちには、酒を飲ませて退治している。現代の人間では、卑怯なやり方のジャンルされる。この手の英雄伝説は、日本に限らないが、強大な敵を倒すなどときの戦法では、お決まりな感じもするのである。
次に、「和」であるが、大和の時代、この思想が出てきたのは、あくまでも、力を持った有力者たちが、トップ争いなど紛争が耐えなかったため、出てきたものだ。決して、「弱者の和」でなく、「強者の和」なのである。つまるところ、「和」の効果は、「強者の集まり」にあって、初めて、意味のあることであり、談合に適用されるべき思想であってはならない。まあ、もともと、古今、「強者」は、国家や部族と考えるべきで、会社とは無縁であろう。即刻、誤解された日本人の美徳は返上すべきだが、何を誤解しているか自身、今となっては、容易に分からなくなっているし、そう信じている国民も多数であろう。今後も、訳の分からない美徳が一人歩きする。
現状を否定することは、現実的ではないが、今後、方向転換するように、1つ、思想的な欲求や、自らの行動に関して、国を超えて、納得できるものなのか、少なくても、自己チェックする時間を、1秒でも持つ努力を忘れないことが肝心。
あと、今まで、談合で捕まった業者もしくは、談合している業者に関して、助言すると、結果から言えば、「経営統合」すべきです。結局、一社では、やっていけないことを、示している訳です。「経営統合」の結果、一社になってとしても、誰も。それを責める権利ないと思うし、グローバルで戦う企業として、考えると、一国にその分野の企業が一社でもおかしくない訳です(まあ、独禁法で市場独占70%以上になると抑止が働くけど)。むしろ、行政に関しては、入札制度など、国内企業で無理矢理、競争させるよなことは、国内企業の成長を、大きく阻害しているとも感じる訳である。競争のバランスは、税法上でも制御が可能であり、国家間の協議で、内需を盛り上げる方向へ持っていくことも、十分可能であろう。また、欧州では、一国に、有名な一社で、国策で、海外ビジネスを支援しているような国もある。
さらに、国民のコプライアンスに対する意識の低さである。これは、義務教育において、法律がどのようなものであって、社会生活にとって不可欠なものであり、その意義や恩恵が、十分に理解されるようなことが成されていないことが大きな原因であろう。これは、ビジネスや金儲けに関しても、同じである。全く以て、義務教育において、本当に必要なことが、教えられていない良い例であろう。歴史の教科書の検定で、外国ともめているようだが、そんな事をしている間にも、自国の社会生活もままならない成人が、どんどん生産されている。歴史の教科書で学ぶべきは、まさに、法律の有り難味とも思える。
最後に、ここのところの技術革新は、コモディティの大ばく進によって、結果的に、業者間の技術格差を圧縮して、横並びにならざる終えない状況である。技術の開発者は、特許などで利益の確保をなんとか可能とするが、それを使う業者においては、独占利用を高価な対価をはたかない限り、他の業者との技術優位性を持つことは困難であろうが、その大半は、割に合わないものばかりであることも確かであり、採算が合わないことを無理して行うことは、全くビジネスともかけ離れる。結果論論として、横並びに技量を持つ業者が競争することになり、談合への誘惑もかなりのものとなる。優勢を取れる自主開発技術を有していないのであれば、天狗にもなれないのは分かりきったことだ。まず、ビジネスの基本に戻るべきであり、顧客へ仕事を通じて、真心を持っているかとう観点が、やはり業者選定の動機として、大きな要因となることも確かだと思う。価格の問題もある。値ごろ感を逸脱した価格付けも、選択を困難にすることも確かだが、同じレベルの技術を同じような価格で提供するような横並びが起点と考えると、この真心という観点は、ゆうに差異となり得る。入札において、この辺、真心ある設計、真心ある品質、真心あるサービスなども含め、評価(当然、顧客の立場で)される仕組みを、是非とも入れることを希望したい。

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このページは、Digi Pontaが2005年5月29日 10:54に書いたブログ記事です。

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