「安全第一」も死語?(続)

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今日(6月18日お昼頃、東大農学部周辺)、月一回の歯医者へ行く途中、家の前の道を、どこぞの業者が工事を始めて、手押し式道路カッタで、道に切れ目を入れる作業をしていたが、歩行者の通り道が確保されず、自動車の通る側へ出て、通り抜けようとしたが、その隙間は、1.5メートル弱、向こうから、オートバイもやってきて、何人か作業者はいたものの、通行者と一般車両の安全を確保する誘導者は立っていないし、指示もなかった。黙々と、道を塞ぐように、、手押し式道路カッタの作業は、横を通る私も気にかけずに作業を続けている。通り抜けたあと、作業者に、この状態は、安全なんですかと言ったが、、、

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こんな感じだったかなー。しかし、歩行者が、どこを歩けば良いのか、分からない。

私も時間がないので、捨て台詞となった。さらに歩いていくと、自転車で巡回中のお巡りさんが見えたので、呼び止め、「この先で行われている工事が危なっかしかったので、確認していただけませんか」と、お願いした。
少なくても、この工事業者には、「安全第一」という言葉は、無いとしか思えない。思える人がいるだろうか? 本来、自主的にも行うべき、工事業者が、その責務を果たさない状況では、そのエリアは、どうあがいても、万人の安全が確保されないことは明らかだ。安全の知識がない一般市民には、それがどれだけ災害ポテンシャルがあるのかすら、分からない訳で、大人でも分かる訳が無い。工事業者つまり、専門家がその責務を果たさない、もしくは、果たせない、この状況は、どうしたことか。現在の日本社会そものが、既に、「ソーシャル・ハザード」なのか。良心も、善悪判断の日常的な常識が身についていて、初めて成立する概念ということも、忘れがちで、万人が、無条件に有しているという錯覚も、大事故のもとであろう。一番厄介なのは、良心を持っていない者が、自分が持っていると信じているケースで、この対策はどうしたものか、全人類的な課題かもしれないが、対症療法でも、何かしないと、どうにもならなくなるであろう。
まず、工事業者は、その日、工事を始める前に、テキスト通り、「安全第一」を、数回は、合唱しよう。そして、作業開始前の指差し安全確認も、必須だ。これは、心理学的にも、理にかなっている訳で、ないがしろにされる理由も見当たらない。
あえて言うと、この道で工事が行われる度に、道が、かなりでこぼこにっているのだが、どうにかならないものか、もう少し、丁寧に、工事していただきたいと思うのは、私だけだろうか。


そういえば、会社の敷地中の工事でも、一般社員の安全確保と言う観点で、何もなされていないケースがあった。私有地内の工事とは言え、社員が通行する道であり、公共性も高いはずだ、工事発注者(一般的に安全に関して素人)が、言うまでも無く、工事業者が、通行者の安全対策を行う責務は十分あるはずだし、工事業者が、通行者の安全を確保できない場合、発注者へ通行禁止を指示するなど、安全対策の提案とそれを実施させる義務もあるはずだ。発注者が難色を示しても、遵法という観点で、安全対策が、行わないことは、ありえない。まったく、その業者の常識を疑うところだ。

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このページは、Digi Pontaが2005年6月18日 23:34に書いたブログ記事です。

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