ACM Siggraph 2009 (個人的特記事項)
この5日間の合計で、53件の発表や講演、上映会、イベントを聴講見学しました。今回、特に印象に残っているものは、下記になります。
【デジタル・セルアニメ制作分野】
【デジタル・セルアニメ制作分野】
- Painting With Polygons (Talks: Painterly Lighting)
これは、ディズニーの背景画像へのこだわりだね。 - A Visibility Algorithm for Converting 3D Meshes into Editable 2D Vector Graphics (Papers: Vector Graphics and Point Distributions)
Autodesk MayaのAdobe Illustretor EPSファイル出力でサポートされると楽しくなるかな。 - Local Layering (Papers: Vector Graphics and Point Distributions)
これは、Adobe Illustraorで使えると便利かも。でも、巻き付く表現が、まだ、出来ないのが、残念。前の発表とコラボすると可能になるのかしら?
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Coordinates for Instant Image Cloning (Papers: Visual, Cut, Paste, and Search)
Adobe Photoshopで使えるようにならないものか。
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The Art History of Games (Panels)
シューティングゲーム分野が議論から抜けてるが、、、、と気になった。事後だが、代表電子メールアドレスへ、日本の事例として、上海アリス系の弾幕シューティングゲームを紹介する電子メールを送ってみた。
- Bokode: Imperceptible Visual tags for Camera-based Interaction from a Distance (Papers: Computational Cameras)
多分、コロンブスの卵的なバリエーションが世に広まる予感
- High-Tech Chocolate: Exploring Mobile and 3D Applications for Factories (Talks:Sensing and Display)
iPhoneによる遠隔制御の他、拡張現実感まで駆使しているのが凄い! でも、何でって感じもした? 構成情報管理のデータ構造に関しての議論するセッションが合っても良いかと感じた。この工場では、MySQLでデータベース管理をしていると一言の説明のみ。
- RenderMan 15から、サーバ1台スレッド数無制限にライセンス緩和。x86のSMPサーバメーカには、大分、朗報って感じだ。
- あと、テクスチャ画像などための新しいファイル形式のサポートもあるようだ。これは、ディズニー側の制作からの要望でできたものらしい。でも、マルチレイヤなファイル形式との違いは。何だろうか? Photoshopで直接、いじれると嬉しいのだが。
- 会場で流されていたJazz コレクションアルバム「Siggraph 2009 New Orleans Music Sampler」が、iTunes Music Storeから買えるようになってる。iTunesから、「Siggraph 2009」で検索すると、ぱっと出てくる。
- 本人が情けないというのは事実だが、会場の質疑応答で、英会話が不得意な人用に、部屋内で閉じるインスタンスメッセージ(もしくは、講演者毎にアカウントを作って講演時間のときだけ受付る)で、ノートPC(Mac, Win)から、質問を投げられると嬉しいかな。逆もありだよね。Siggraph Asia 2009でやってみたら?
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