インクジェットプリンタで人間をプリントアウト?
先月だったか、YahooJapanニュースで、インクジェットプリンタの技術で、細胞を吹き付けて、骨折を直すなどという技術の紹介が載っていた。
これは、極論すると、3次元プリンタのような感じで、立体的に細胞を置いてゆけるような技術とも成りかねない。生物のコピーを作るには、クローン技術の適用が、有力な方法であると思われているが、もしかすると、このプリンタ技術で、物質的なコピーが、プリンタ技術で、実現の可能性を垣間見せているのではなかろうか。
ただ、プリンタ技術の問題は、プリントアウトされた全体が、組織的に生きていないだろうことだ。実際に、生きたものにするには、やはり、各細胞の静的状態と動的状態と、血液や体液も、再現しながら、組み立てる必要がある。あとは、記憶や人格も、同じ方法論で、コピーが可能であるかどうかであろう。常識的には、不可能な技術とも思うが、その一部でも可能性を、見せられると、その追求は、どこかで、とことん成されるのであろうが、とっても人道的な研究とも思えない。
多分、SF的には、スペアの臓器や手足を、プリンタで出力して付け替えるという医療目的などと、研究者はのたまうのだろう。
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