ユビキタス・ゲーム・エンジョイメント(エスカレーション)
数年前の米国ACMの学会誌CACMに、「Augmented Quake」が特集されていた(興味のある方は大学の図書館で探してね)。「Quake」は、割と有名なPCゲームのタイトルである。「Augmented」は、「Augmented Reality」から来ている。ビデオゲームへの「Augmented Reality」の適用は、「いつでも何処でも(ユビキタス)」のエスカレーションの1つの形態と、考えているが、リアルとバーチャルの区別が、付かなくなる元凶ともなりそうだ。現代技術では、重たいヘッドマウントディスプレイ(HMD)やコンピュータや通信装置、位置/方向センサ、などなど、身に付けて、遊ぶことになるので、なかなか、体力も忍耐も必要かもしれない。ACM Siggraphでも、ここ数年、「Augmented Reality」を適用したゲームの展示が、なにがしか、行われているが、現状のビデオゲームと比べれば、まだまだである。また、この技術の普及には、コンテンツの内容の重要だが、今後のデバイス技術の進歩に、大きく依存するだろう。
でも、士郎正宗作のコミック「攻殻機動隊」の世界観のように、将来、人類が、リアルとバーチャルが同等に扱うようなライフスタイルや文化や社会を、採用する可能性も大いにあるので、暖かく見守ろうと思う。少なくても、人類は、古代、物々交換、貨幣経済、信用経済へと変遷を経験しているので、この手のことは、全く、初体験ということではない。この意味では、今は、まさに、「ユビキタス・ゲーム・エキサイティング」な時代かもしれない。
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