ハウスワーク・ユビキタス・アシスタンス
最近、ホームサーバといって、HDビデオ・レコーダだったり、PCだったりと、どうも家事に関係の無い、娯楽に特化したものと偏った印象を持つ。これは、ソニーの宣伝効果のせいであろうか。そもそも、技術の享受という観点では、もっと実用的な分野での効果が期待されるべきであろう。。。
例えば、家事という労働は、色々な電化製品で、楽にはなってきたことは、誰もが感じることであろう。たらいと洗濯板の時代と、乾燥機付全自動洗濯機の時代では、かかる時間も、体力の消費も、月とすっぽんであろう。でも、考えてみると、肉体労働からの解放で、とまっているような気もするのである。すべてがコンピュータで管理される前の段階、現時点、もっと貪欲に家事が効率的にこなせる環境が実現でされるべきではないだろうか。
身近な事象から察すると、例えば、家事の実施主体は、幾つかの仕事を並行して作業しようとしたり、手が空くと、TVを見たりしているようだ。このとき、忘却という事象が起きて、ガス台のにかけていた煮物が焦げたり、何がしかの仕事が未完のまま、大分、長い時間、ほったらかしとなる。
ガス台の場合、火を点けると、ドラマに夢中になりがちな、TVの画面の隅に、炎マークのアイコンと、経過時間が表示される。火の強さなど変化が無い場合、ある程度の時間で、警告が、TVに映し出されれば、煮物は、真っ黒にこげることは、免れるかもしれないのである。
また、洗濯機の状態を、TVに表示しておけば、洗濯物を取り出す時間や、入れ替える時間を無駄にしなくて済むのである。
トースターを考えても、せっかくパンを焼いても、とり忘れれば、さめてしまって、焼いたかいがないが、TVに、トーストが焼けたことを示す表示と経過時間を表示すれば、さらに時間や努力を無駄にしないことがなされると思う訳でである。
結局、集中一元制御なんていう理想の前に、実質的に技術が享受される製品があるべきと思うのは、私だけだろうか。もし、このフェーズが無いとすると、万人が、ハイテクなホーム・システムに、メリットを感じるためには、かなりのギャップを持つと思われる。
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