コプライアンス&ITフォーラム(2日目)
2日目、セミナ聴講してきた。大分、疲れた。今週は、これで閉店にしたいくらい。今日は、米国SOX法、一色だった。財務報告のデータ完全性の保証というのも、大変そうだ。気になるのは、大きな企業では、トップから、末端の平に下ってくるときには、本来の意図の跡形もない内部規則が発生たりしないか、心配だね。本来、対象でない範囲の部署まで、規制されたりと、弊害も多そうだね。また、今回、SOX法で、過去の規制、今後の規制など、個別に、末端の従業員が対応するとなると、大分、生産性も下がると思われるね。ある程度、まとめて、一貫性のある形で、運営していける枠組みも必要かと思うね。まあ、トップの方は、経営品質でくくって、末端への展開が、計画的にある程度まとまった形で、行われるような施策も検討して欲しいね。あと、既存の監査システムの組み合わせとして実現されるところは、そのようなガイドライン作りも希望するところだね。あと、ITベンダの言いなりになって、散財しないように、要注意だね。しかし、今日は、昨日とは違い、セミナ会場前に列が出来る程、混んでいた。これだけ、皆さん、興味があるということだね。
あと、SOX法で、エンロンやワールドコムの不正会計が防げたかどうか、大分、疑問もあるけど、重要な点は、データ完全性の保証よりも、経営者への罰則を重くしたところだろうね。多分、法的には、データ完全性の保証というのは、何が刑罰の対象となるかや、捜査期間の短縮のための前準備を定義するための条件開示といったところだね。言い換えると、ビジネスの全ての決定と責任が、他人事(他人任せ)でなく、経営者自身にあることを自覚させるためのセレモニーとも思えるね。今日のセミナでは、ここまでの説明が無かったね。
そういえば、「STORAGE NETWORKING WORLD Tokyo/2006」の展示コーナでは、MAID(Massive Array of Idle Disks)のキーワードが無かったね。洋物だけど、270MB/sec出るNAS製品も無かった。この辺は、北米のSTORAGE NETWORKING WORLDに行かないと、展示はないか。
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