グローバル経営におけるブランドの二極化(量子化)に関して

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当たり前のことだが、全てをあつかって、市場独占状態となるのは、1つの特異解であり、唯一、1つのブランドで、全ての説明が付く状態だ。しかし、、、

国策、例えば、昔の共産主義経済であればあり得たが、現在の自由競争経済では、たどり着けない解であろう。この自由競争経済において、企業は、ゆくゆくは、二者択一を迫られるのだろう。つまり、需要供給の原理の他に、競争という枠組みは、まず、それぞれの企業は、誰と競争しているかを、悲しいことに、意識してしまうのである。例えば、同業他社には、競争で勝とうと意識して、経営するに違いない。もしそうでないとすると、結局、市場から撤退を迫られるに違いない。もう一つの観点では、ある製品が、維持されには、ある程度の売り上げや需要というものが、あり続けなければ、存続できないという観点である。この観点では、同業他社との競争はあるものの、その製品を需要する企業や消費者へ、ある程度の売り上げを維持しなければ、同様に、存続できないのである。その製品が、企業にのみ需要もしくは仲介されるものあると、互いに競合している多くの企業へ売っていくことにならざるおえないだろう。企業が、大きくならないでいられるのであれば、同じシェアーを維持していけば良いのであるが、資本主義経済(現在では、計画経済であっても)では、それを許すことはない。以上、2つの観点をふまえると、1つの企業が、部品を扱うビジネスと、部品を組み合わせたシステムを扱うビジネスは、同じブランドでは、多くは、部品を扱うビジネスの存続が困難とならざるおえない。また、システムを扱うビジネスは、競合他社より、良いもの、さらには、もうけが良いものを追求せざるおえないので、部品を扱うビジネスの面倒は見切れないというのが正直な状況になると思われる。企業グループとしては、それぞれ強くなれとしか言えない状況となる。もし、2つのビジネスが協調や連携がある場合、どちらも、市場上位の製品である場合に限られるに違いない。それ以外は、傷のなめ合いをしているか、無理心中でもしているのかとも、判断せざるおえないだろう。つまり、結局は、どのビジネスも、内向き志向にならず、顧客志向(外向け志向)で、経営/運営され、強者になるべく追求していれば、健全であり続けるということかもしれない。
それぞれ、マーケットマインドが共有できる単位(一心同体)での組織化と、顧客志向の追求で、個が強くなり、全体が、結果論として、強くなることが、地に足がついた経営であり、賢明な選択であろう。現在、職能単位に組織が作られていたり、ビジネスが成され難い体制を維持しようと、やっきになるお山の大将が、多く存在していることも事実である。また、無理に、1つのブランドに押し込めることも、現実のビジネスには、難がある。このギャップは、どのように解消されるのか、大きな興味を持ち続けているのである。もしかしたら、国際競争力(本来は国境で区切る必然性はなく、多国籍企業でも)の実現に向けて、もっと、業界の大変革/大再編(負荷分散(横並び)から、機能分散によるリスクの分散)があっても良いのかとも思う。

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このページは、Digi Pontaが2006年1月29日 19:30に書いたブログ記事です。

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