エレベータの誤動作
制御系の誤動作は、ソフトウェアのバグの他、センサ系の電気系統が、ノイズに弱い設計になっている場合など、色々な原因が頭に浮かぶ。。。。
今回のシンドラ社の場合は、ソフトウェアのバグとは考え難いので、電気系の設計不良とも考えられる。例えば、ノイズに弱いセンサ部品や、センサの信号を受信する受信部の部品の問題から、それらを接続する電線の問題。例えば、受信部が、電流駆動でなく、電圧駆動として、インピーダンスが必要以上に高い設計になっていると、ノイズに弱くなるし、複芯のケーブルを使っていると、数本の内部断線の発生でも、ノイズを拾うアンテナと化す訳です。事実は、これから明らかになると思われますが、EMCの深みへ入リ込むと、なかなか、問題の再現自身も、難しくなるので、そうでないことを願おう。
【後日追記1】
TVニュースを見ていたら、何処の大学の研究室かと、十枚弱の回路基板が挿されたラックから、フラットケーブルが出ている機器が見えるシーンが、、、って、エレベータ室らしい。少なくても、制御用の回路基板は、シールドケース内でなく、蓋の開いたラックに野挿しされていたのを見て、これで良いのかどうか? すぐまじか、3メートルぐらいのところに、大きなモータも置いてあるね。これ見て、乗りたくないと思うのは、私だけ?
【後日追記2】
あれから、TVニュースを見ていると、ちゃんと扉も閉まるラックに電子基板が収納されているものもあるようだ。EMCの深みに入るのか、はたまた、特殊な条件で発現するソフトウェアのバグなのか、まだ、分らない感じかもしれませんね。
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