人体3Dスキミングの脅威

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今年のACM Siggraph 2006の企業展示コーナでは、アーケード向けのプリクラ装置で、3Dスキャナを搭載した装置の展示があり、体験(10ドルとか)に少々、長い列が出来ていた。私も、試そうかと思い、並ぼうとしたが、1人当たり5分として、列の長さから、1時間以上かかるので、断念した。この装置は、頭部を中心にキャプチャして、最終的に、3D Photocrystalsに、出力されて、受け取れるものだ。。。。

さて、今は、初物で、珍しく、興味本位で怖さ知らずのお客も多い訳だが、この3Dスキャナで、キャプチャされた3Dデータは、クリスタルに出力されてあと、どう処理されるかが、本来、まず、注意すべき点であろう。クリスタルには、大分、荒い解像度で、出力されてるが、3Dスキャナの技術としては、毛穴が写るまで、可視画像(テキスチャ画像)も、キャプチャできる。これは、映像業界では、既に、当たり前の技術でもあり、映画スクリーンなどメディアを経由した状態では、実写と、ほぼ区別が付かない。
もし、高精細に、自分の体が、キャプチャされて、データが、闇に流れることがあったら、どのようなことが、起きるのだろうか、まだ、想像もつかないが、用心することが、無難であろう。
大きく影響する分野といえば、生態認証と思われる。現在までに、横国大の先生が、指紋や静脈パターンを代替物で再現することを実証しているし、まねする元のデータが正確であれがあるほど、多分、生態認証をクリヤできるメタファーも、精度が高かくなる。
まずは、単純な2D写真のプリクラから始まって、証明書写真撮影の自販機など、人体をキャプチャする装置は、ほぼデジタル化も進んでいるので、行政は、そのデータが、漏洩もしくは悪用されないことを保証する仕組み(法整備と、法に従った仕様の採用)を、進めておくべきかと感じ始めています。

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このページは、Digi Pontaが2006年8月15日 07:28に書いたブログ記事です。

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