Pixar RMS 1.0.1 & RPS 13.5.1(まとめ)
MacOSX ppc 10.4.10で、Autodesk Maya 8.5 Complete、Pixar RMS 1.0.1、RPS(Pixar RenderMan Pro Server) 13.5.1の環境で、何かと不具合が発生している。
ロールシャッハテスト?何に見える?
当方がと直面した不具合と回避方法を、以下、まとめてみよう。。。。
対象 | 不具合 | 回避策 |
---|---|---|
Maya 8.5 Compelete | 日本語入力モードの状態で、数値入力のフィールドで、キー入力したとたんに、Mayaが、クラッシュ(即死)。 | 必ず、英数モードにしてから文字入力。こまめに、シーンを、保存する。 |
RMS 1.0.1 | 日本語表示モードで、Mayaのメニューの文字化けが起きる。 | MacOSXの環境設定で、英語表示の優先度を上げる。このときの問題点として、Adobe Illustratorが、起動しなくなる。 |
MayaのTOON機能で生成するアウトラインが、オブジェクトのアニメーションについてこない。但し、RfM1.0からの問題だが、Maya TOON機能は、そもそも、現時点、Pixar社のサポート外。 | 例えば、先頭フレームで、アウトラインの線幅のパラメータにキーフレームを付ける。 | |
Displacement mat.として、Surface Shaderを割り当てると、レンダリングができない。 | RenderMan Displacement Shaderは、Create Render NodeダイアログのMaterialタブのDisplacement matrialのRenderManDisplacementを使って、割り当てる。 | |
RPS 13.5以降のshaderコマンドで、コンパイルしたシェーダとは互換性がない。 | 13.4以前のshaderコマンドで、コンパイルする。 | |
RPS 13.5.1 | ディスプレースメントマットにファイルを適用すると、レンダリングが、途中で止まり、終わらなくなる。 | Pixar社から、次のバージョンRPS 13.5.2で対策予定。その間は、簡易的なDisplacement Shader(下記)を自作して、仲介させれば、レンダリングが可能となる。もしくは、RenderManを以前のバーションへ戻す。 |
以下、簡易Displacement Shader(但し、RenderMan Pro Server 13.4以前のshaderコマンドでコンパイルすること)
/* Simple Displacement Shader by Digi Ponta 2007 */ displacement dispf ( float mag = 1.0; string fname = ""; ) { float Cd; point d; if ( fname != "" ) { d = normalize( N ); Cd = texture ( fname, s, 1-t,"filter", "gaussian", "width", 0.25 ); P -= d * Cd * mag; N = calculatenormal(P); } }
知人からの助言としては、特に、ビジネスで使う場合、アップグレードは、最後の手段ってこった。OSも枯れたバージョンが無難ということだ。現時点、問題が起きているのは、Windows VistaやFedora Core(最新版)らしい。特に、Fedora Coreは、OS開発者のための実験OSであり、最新版には、積極的に、不具合があると考えた方が良いだろう。
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