ユビキタス・ゲーム・エンジョイメント(デグレーション)

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映像と音声の両方の仮想化を、一気に進めるというのも、現実問題、無理がありそうだ。とりあえず、音声の仮想化が、実用的にも、普及が進む可能性が高いと思う。「音声の仮想化」とは、現在、耳で直接、聴いている音も含めて、全ての音を、メタファ(例:ヘッドフォン)を介して、聴くところから始まる。リアルな音場は、そのヘッドフォンの音で、再現され、その方向なども、実態にあるように聞こえてくる。このシステムの中で、電子機器などからの音声を合成して、聴く訳である。。。

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例えば、TVは、直接、スピーカで音を発生させる必要は無く、通信でヘッドフォンへ音声を伝え、その位置関係を再現した音を、聴かせることになる。つまり、どんなに大きな音で聴こうが、他人の迷惑にならないメリットもあろう。また、携帯電話やパソコンの音声も、ヘッドフォンから聴けるようにする。そのユーザの音場を、個人ごとに仮想的に再現するシステムとなる。この手のヘッドフォンは、Xウィンドウ・アーキテクチャの命名方法を基本とすると、「ヘッドフォン・サーバ」とも言うべきものだ。各人は、このヘッドフォン・サーバを携帯/装着して、日常、暮らす。
また、応用としては、電気自動車が普及すると、エンジン音などなくなり、かなり静かになるので、安全のために、あえて仮想的に、エンジン音を再現して、歩行者や、他の運転手に、聴かせる必要もあるかもしれない。また、電子広告も、実際いには、音を出さずに、広告塔の位置にあわせて、ヘッドフォン・サーバ経由で、音声が聞こえるなどすれば、万人が騒音で、迷惑することもないだろう。
想定できる問題点としては、現在、電子メールがスパムメールで、迷惑している状況が、このヘッドフォン・サーバでも、同様な問題が発生して、日常的に、装着してられなくなることもありうる。何がしかのセキュリティ機能が用意される必要もある。

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このページは、Digi Pontaが2005年6月19日 23:09に書いたブログ記事です。

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