クラウドコンピューティング普及の社会的リスク
クラウドコンピューティングの普及は、インタネットの普及と同じく、大きな社会的リスクを負うものであろう。インタネットの普及では、1993年に画像表示に対応したWebブラウザ(NCSA Mosaic)が開発されたときに、現状の有様を思いやることも出来ず、見せかけの匿名性(エンドユーザには、直接、相手が見えないこと)が悪用され、無防備に、スパムメールやフィッシングなどが、大分、はびこってしまったという現状に至る始末。1994年後ごろには、私の周りも、NCSA Mosaicを、試用し始めていて、将来の可能性を語っていたものだが、現在になるようなリスクの議論まで、気が付くことがなかった。でも、当時、気が付いていたとしても、目の色の変わった技術者や起業家が大多数で、もう、現状に向けての普及の波を止めることは出来なかったと感じている。私の周りでも、「もっとも安いお店から、物が買えるようになるので、販売店は大分、つぶれる」などとか、利便性にのみ、目が眩んでいたとしか思えない状況であった。
さて、今の時点で、水を差す程度に、クラウドコンピューティングも普及に関して、何が悪用されるのだろうかと、大分、気になっている。。。。
さて、今の時点で、水を差す程度に、クラウドコンピューティングも普及に関して、何が悪用されるのだろうかと、大分、気になっている。。。。
多分、リスク発生のポイントは、大きく、下記2点。
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- サービスを提供するサーバ(装置)の所在が、サーバ仮想化技術などで、物体を移動させること無く、世界の任意の場所に移動可能になること
- エンドユーザ(コンシュマー)向けのサービスが、フロントエンドのサーバを介して、色々な場所で提供されるサービス部品(共通の使用方法で使える部品)の組み合わせで実現可能になること
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