Siggraph2005(3日目)
米国8月2日、今日の聴講予定です。今日は、目覚時計の設定忘れで、起きたのは、7:57でした。急いで、シャトルバスにに乗り込み、会場には、8:30ぎりぎり、到着。
■ Breakfast
会場の飲食コーナで、ベーグル、クリームチーズ、コヒー、ミネラルウォータを買って、Hall Bへ。飲食コーナでは、Yu氏に会った。あと、ネットワークのトラフィックが軽い時は、VPN接続で、MSターミナルサーバの利用も出来ることが判明したが、ほとんどの時間帯で、利用できない。また、トラフィックが重たい時は、VPN接続もままならないようだ。最後の砦は、SSLのようだ。このブログサーバも、渡米前に、SSL対応にしておいたのが、正解だったね。
さて、今日は、、、
■ 8:30-12:15 Courses (途中で抜けて、次へ)
From Mocap to Movie: The Making of "The polar Express" (Hall B)
★ モーションキャプチャシステムの紹介。通常のモーションキャプチャの他に、バーチャルカメラシステム(操作メタファとして、位置方向センサ付きビデオカメラモックアップや、XYZジョグ)のによって、カメラワークもキャプチャ...
★Mocapというインテグレーションシステムで、シーンを構築(ホットチョコレイト アセンブリ ビデオ、など)
■ 10:30-12:15 Sketches
Schetch-based Modeing (Room 515B)
最初から3件は、五十嵐先生のテディーが引用されている
★"Sketch-Based Modeling of Parameterized Objects", Chen Yang, 他
トップビューとサイドビューをラフに手書き入力すると、ラベル付きグラフ化、階層化して、3Dモデルデータベース(これは、パラメタライズされた3Dモデルのデータベース)にフィットする3Dモデルを検索して、そのモデルのため、パラメータを算出して、入力にフィットした、3Dモデルを生成。デモは、飛行機、カップ、魚。
感想: なかなか、パラメタライズされた3Dモデルのデータベース化が大変そうだ。適切な適用分野というか、もう少し方向性が必要かも。
★"Sketch-Based Modeling With the BlobTree", Ryan Schmidt, 他
テディのエンハンスな感じで、Blob Treeというシーングラフを採用して、各エレメントの中間合成結果をキャッシュして、性能向上や、複雑なモデルの作成ができる。GUIとしては、キーボードやマウスクリックなど不要。画面上、基本操作選択ボタンと、マウスによるドローイングで操作ができる。デモは、ラフなドラゴンの頭、エンジンのピストン、心臓、漫画的な骸骨など。
★"Inferring 3D Free-Form Shapes From Countour Drawings", Olga Karonko, 他
手書き入力時のストロークのはみ出し部分(特に図形内側に食い込む場合)の処理に関して、そのビューでは、入力されたストロークが形状を変えずに、閉曲線となるように、ベジエ曲線(不可視の補助線)を追加して、それを拘束条件として、奥行きを生成して、3Dモデル化する。
感想:一般論として適用可能かは、疑問だが、選択して利用する機能としては有効と感じた。
★"Dynamic Planar Map Illustration", Paul Asente, 他
Adobe社Illustratorの新機能Live Paint。つながった2つのリングも、そろぞれ異なる色でペイントして、片方のリングを、マウスでドラッグして、外しても、それぞれ、元のペイントが維持される(おおーーー)。Live Paintは彩色だけの機能ではなかったのか。
■ Lunch
今日も、寿司折り詰め(^^;。他は、カロリーが高そなので、これに落ち着きそう。
■ 企業展示会見学
★ Alias社: Maya7のラーニングブックの先行予約を受付ていた。しかし、Maya6.5がでたばかりなのに、なんか、無償アップグレードにして欲しい感じもする。
★ プラネタリュームの映写機のような球体のビデオカメラの展示があった。画角の広いカメラで、眼数に少ないものより良いのかしら?
★ Pixar社: RenderMan for Mayaが、他の製品と同列に記載。もう、発売したのかしら? 欲しい、欲しい。
感想: 今回、セルアニメ関連は見当たらなかった。後日、再度、探してみよう。
■ 13:45-15:30 Sketches
Artistic Depiction (Room 515B)
★"Non-Photorealistic Motion Blur for 3D Animation", Syoichi Obayashi, 他
カーツンブラーの生成。ブラー表現の種類は、ライン、残像、変形。
★"Stylizing 2.5D Video", Noah Snavely, 他
可視ビデオとデプス・ビデオを利用して、可視から物体のマスクを生成。そのマスクと、ノイズの多いデプス・ビデオから、物体のデプスを抽出して、スムージングをかけて、ノイズを軽減。このデプスビデオに、ノンフォトレンダリングをかけて、ペン画風のビデオにしたり、ペイント風の絵へ変換。
★"Interactive Design and Visalization of Tensor Fields on Surfaces", Eugene Zhang, 他
ベクタ場ベースで画像変換していたものを、2次テンソル場ベースで変換することにより、油絵風の画像がより、エラーが無く、リアルになる。今回、処理時間の問題は、無視。
★"Geometric Clustering for Lines Drawing Simplification", Pascal Barla, 他
手書き入力のドローイングを、線を幾つかクラスタリングして、1本の線に変換することで、全体のライン数を軽減する。クラスタリングの判定は、距離が一定範囲以下のものをまとめるという条件を採用し、ツールでの操作は、インタラクティブに行える。
■ 15:45-17:30 Sketches
Besutiful Things (515B) - (1)
★"A Fast Fractal Growing Algorithm", Theodore Kim, 他
フラクタルを高速に計算。3Dの雷、樹へ適用。
■ 15:45-17:30 Sketches
Cinematography (Hall C)
★ "A New Camera Calibration Method Taking Blur Effects Into Account", Masashi Baba, 他
CGの物体に、背景画像(但し、チェック模様の板)に会わせて、レンズのピントぼけを適用する画像処理。
★"Cinemarized Reality: Cinematographic Camera Control in 3D Videos", Ryuuki Sakamoto
3Dビデオで撮影したビデオの被写体を、ボリュームモデルで切り出し、他の画像(CG)と合成する?
★"Deforcus Difference Matting", Morgan McGuire, 他
ブルースクリーンの背景に、細かいストライプパタンを使うことで、髪の毛などのマスク生成の精度を向上できる。
★"Multi-Perspective Rendering for Autostereoscopic Displays", Kei Utsugi, 他
U氏の発表。被写体の一部のパースを強調する方法など。
■ 18:00-20-00 Special Session
A Star Wars Retrospective From Industrial Light & Magic (Hall A)
★ 今までのメーキング色々。途方も無い規模だ(@_@
■ 21:00-23:00 Party
★ シーグラフ東京パーティ
かなりの人の入りでした。Siggraphから表彰された西田先生の挨拶もありました。また、ひょんなところで、Ma氏に会った。Yu氏、U氏、Tan氏、K氏、他に会った。
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