玄人箱: 2005年7月アーカイブ
更にダメ押しで、性能向上を期待して、Apache−DBIのmakeとインストールも試してみた。このインストールには、前提ソフトとして、Digest−SHA1が、必要となりました。エラーなく、makeとインストールまでできたけど、Apache−DBIが、ちゃんと機能しているのか? どうすれば、分かるのかしら? とりあえず、http.confでは、「PerlModule Apache::DBI」を、追記して、「perl−status」では、ロードされていることは、確認できた。
インストール後も、残念ながら、ニフティのココログからのトラックバック受信の不具合は、改善されないままだった。原因は、別なのだろうか? なお、不具合といっても、トラックバック自身は、正常に行われるので、致命的な不具合ではない。
昨夜から始めて、今、やっと、Apache1.3.33に、mod_perlをインストールして、MovableTypeのCGIがキャッシュされたことを確認。操作の応答性が、倍かそれ以上かに、向上したように感じ、感動。でも、ニフティサーブのココログからのトラックバック受信時の問題が、改善されなかったのが、なんとも残念だ。タイムアウトの問題以外にも、何かあるのだろうか?
それにしても、mod_perlの前提ソフトが、大分あったので、時間がかかった。ネイティブ玄人箱では、とりあえず、下記のモジュールの追加インストールが必要となった。
- perl−URI
- HTML−Parser
- HTML−Tagset
- libwww−perl
- libapreq(但し、MovableTypeのCGIの要件)
Linux向けオープンソースで、最近、iSCSIターゲットのエミュレータソフトが、幾つか公開されてきています。iSCSIを使う側も、Linuxだけでなく、マイクロソフト社のWinも、同社が、既に、iSCSIイニシエータ(v2.0)を公開するに至っていて、Winでも、usbハードディスクを使うのと変わらない使用環境が用意されていることに驚きます。さて、最近、玄人箱で、Movable Typeのブログ・サーバを構築していましたが、やはり、もともとの用途であるNASとしての利用のほか、組み合わせとして、iSCSI SANとしての利用も、上記のエミュレータがmake、インストールできれば、可能となるので、試してみた訳です。。。 |
「MovableTyepの管理画面mt.cgiへSSLを適用しても、操作途中で、SSLが切れるので、セキュリティ的な効果が得られない。現時点、VPNを利用して、MovableTypeの管理画面を使用」ですが、MovableTypeの設定ファイルで、「AdminCGIPath」に、SSL付のURLを代入する行を追加すれば、よさそうなことが、分かってきました。この情報は、ブログ「もぐらくんドットコム::blog」の作者からのコメントから得ることができました。誠に、有難うございました。あと、現在、MovableTypeのサポートに、電子メールで、問い合わせているので、その回答を待って、解決としよう。
現時点の玄人箱(1000B-T版)の状況を紹介しておきます。今までに、ネーティブな玄人箱に、インストールしたソフトウェアは下記となります。また、このブログのカテゴリに、「玄人箱」を新設いたしました。ここで、「ネーティブ玄人箱」とは、OSを入れ替えることなく、プレインストールのままであることを意味します。
- 付属CD-ROMに添付のソフト一式
- Perl-5.8.6
- DBI-1.47
- DBI-mysql-2.9004
- mysql-4.1.10a
- Mail-Sendmail-0.79
- Movable Type (MT-3[1].151-full-lib-ja)
- ntp-4.2.0
- openssl-0.9.6c
- grep-2.5.1a (apacheのmakeに必要)
- apache 1.3.33
- mod_ssl-2.8.23-1.3.33
以上のソフトウェアをインストールして、ブログサーバとして利用。以下は、ペンディング事項。
- 玄人箱の管理画面にはroot権限が必要で、apacheで、cgi実行ににroot権限を設定できない。現時点、管理画面のために、プレインストールのthttpdを使用。
- MovableTyepの管理画面mt.cgiへSSLを適用しても、操作途中で、SSLが切れるので、セキュリティ的な効果が得られない。現時点、VPNを利用して、MovableTypeの管理画面を使用。
- 一部(ニフティのココログなど)のブログサーバからのトラックバックの受信に関して、送信側のブログサーバでタイムアウトが起きるケースを確認しています(但し、これは、トラックバック自身は成功しているが、トラックバック送信者にはエラーに見える)。この原因は、MovableTypeのタイムアウトのデフォルト値が短いためで、MovableTypeを導入しているブログサーバでは、同様な症状が起きるものと思われます。この対策は、多分、玄人箱をあきらめ、もっと高速なマシンへ移行するのが早道かもしれないが、高速化のため、mod_perlを試す余地は残っているので、まとまった時間が取れたときに試そう。
今日、注文していた玄人箱のソースコードCD−ROMが届いていた。中身は、Linux2.4.17ベースのようだ。時間があるときに、ひもとこう。
最終的に、Apacheは、ポート80、ポート8080(旧URL対応)、ポート443(SSL)で、WAN向けに設定。thttpdは、BBルータでWANからアクセス禁止したポート番号を割り当て、LAN内限定で、玄人箱の管理専用に設定。最後に、玄人箱を再起動して、apacheとthttpdが、ちゃんと起動するかも確認した。この際、apacheの起動は、apachectlスクリプトを、/etc/rc2.dから、シンボリック・リンクしておいて行うのだが、引数は、startとなるので、そのとき、startsslの処理が走るように、apachectlを修正している。これで、当面、様子見。
そういえば、ポート8080からも、ブログが見られるようにしていたのだけど、apacheは、ポート80と443にして、今まで使っていたthttpdを、ポート8080へ割り当てることにしました。これで、元通りで、SSLも使えるようになった。でも、MovableTypesのcgiに、SSLを適用するのは、難しい感じですね。最初のログイン・ページは、SSLにしても、サブミットしているうちに、外れてしまう(^^; 全体をSSL適用しないと、ダメなようなので、断念。結局、外からは、VPN経由でブログ編集しよう。
追伸、昨日、玄人箱のソースコードCD−ROM(1000円)を、注文しました。
玄人箱のWEBサーバで、SSLが使いたくなったので、ApacheへのSSLインストールへ挑戦しました。とりあえず、ネーティブ玄人箱で、openssl−0.9.6c, apache_1.3.33, mod_ssl−2.8.23−1.3.33の組み合わせで、makeから、インストールまで、巧くいきました。サイト証明は、現時点、opensslで生成した証明書を使用しています。 今日から、thttpdから、当面、このapacheを使って、様子見です。