たわごと: 2005年4月アーカイブ

先月だったか、YahooJapanニュースで、インクジェットプリンタの技術で、細胞を吹き付けて、骨折を直すなどという技術の紹介が載っていた。
これは、極論すると、3次元プリンタのような感じで、立体的に細胞を置いてゆけるような技術とも成りかねない。生物のコピーを作るには、クローン技術の適用が、有力な方法であると思われているが、もしかすると、このプリンタ技術で、物質的なコピーが、プリンタ技術で、実現の可能性を垣間見せているのではなかろうか。
ただ、プリンタ技術の問題は、プリントアウトされた全体が、組織的に生きていないだろうことだ。実際に、生きたものにするには、やはり、各細胞の静的状態と動的状態と、血液や体液も、再現しながら、組み立てる必要がある。あとは、記憶や人格も、同じ方法論で、コピーが可能であるかどうかであろう。常識的には、不可能な技術とも思うが、その一部でも可能性を、見せられると、その追求は、どこかで、とことん成されるのであろうが、とっても人道的な研究とも思えない。
多分、SF的には、スペアの臓器や手足を、プリンタで出力して付け替えるという医療目的などと、研究者はのたまうのだろう。

先日、TVで、脳に電極を付けて、機器の制御を行わせるような実験の様子を特集していたが、どうも、ぞーっとしてたまらない。これだったら、映画「マトリクス」のように、生まれたときから、培養されていていて、そのような事態に体がなっていない仮想世界に生活の基準を置けば、気にはならないだろう。でも、ネオの素質があると、不幸ながら、目覚めてしまうのかもしれない。
何が、ぞっとするかというと、これを見たことにっよって、色々な想像が頭をよぎる。例えば、人間の脳細胞は、未使用部分が多いと言われているので、電極をつけて、パソコンのデータを脳細胞に記憶させる。つまり、現在、USBメモリを携帯して使う人もおられると思いますが、その代わりに、自分の脳細胞の一部を使うのである。これによると、本人確認を行う電子証明書なども保存しておけば、本人確認が、それ経由でできたりする訳である。ここまで出来ると、記憶を、パソコンへ吸い出すことも出来る時代になっていそうだし、これは、まるで、やっぱり、「攻殻機動隊」の世界観にほかならいか。
こんなことが、頭をよぎると、次々と、体を、パソコンの部品として使うアイディア(実現性の根拠がないけど)、頭に浮かんでしまう。メモリで連想するところで、眼球のレンズに、ホログラムを焼き付けて、レーザ光を当てると、年金番号が浮き出るとか。もう、何ともいえない。

そういえば、昔、網膜ディスプレイというものがあると聞いたが、現在、どうなったのか。近眼でも老眼でも、ちゃんと見えるとか聞いて、かなり期待していたが、最近、とんと何も聞かない。最近は、東芝の浮き上がる3D液晶が、携帯電話で使われると、面白うそうだと期待してます。

人格権の新観点

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著作物に関して、人格権というものがあるのだが、例えば、コミックで出てくるキャラクタの作品内での性格など人格が、作者によって、思い描かれているものですが、この人格と異なる表現などを、第三者が行った場合、修正や削除を、請求できるような権利となります。
この人格権という考え方は、どうなのでしょうか。例えば、皆さんが、インタネット上で活躍されている掲示板や、ブログ、HPなどから伺える貴方の人格とは、同一でしょうかという、疑問は持ったことは無いでしょうか? 多分、インターネット上の貴方の表現から伺えるインターネット上の貴方の人格は、貴方自身の人格と、必ずしも、同じでないと思いますし、故意に変えているような方もおられると思います。つまり、インターネット上の人格は、文章表現や画像による、あくまでも、本人の作品であるので、そのインターネット上の何とかさんの人格は、こうであるとう人格権の行使が出来るはずなのであり、これは、あくまでも、本人と同一とは限らないのである。まあ、名前にハンドルネームを使えば、コミックの登場人物とほぼ同じ対応と理解し易くなる。このことから、考えると、インターネットを介したコミュニケーションにおいて、本人であって、本人でないものと対話する事態も起きるのであり、詰まるところ、どいう段取りを取ることで、本人自身の人格と、コミュニケーションしているかどうかの判断(いわいる本人確認)が出来かどうかが、多分、将来、問題となるのだろう。
今、書いていて、気が付いたのですが、何か、個人情報保護法にも、重なるところがありそうですね。

1985年ごろ、教育過程を受講していたが、まず、教育とは、知識の付与でなく、教育を受けるものの学ぶ力や考える力を養うことと、定義付けられた。この観点から考えると、教科書には、誰かの下した結論のみ書くことは、意味が無いばかりか、教育の阻害要因にもなりかねない。結論は、あくまでも、ある観点で導き出されたものであり、他の結論がない訳ではない。どの結論が採用されるかなどの判断そのもののプロセスや存在を、理解することこそが、教育の本質であろう。
ここ1ヶ月で、日本国内のメディアを騒がせている教科書検定の問題でも、、、

今日の新聞で、リコーのグループ会社のノートPCが、1万数千人の顧客データ(自称、個人情報)ごと盗まれたとか。業務用のPCの調子が悪くて、デモ用ノートPCへ名簿データを移していたとかいっているが、もし、それが、正しいとするならば、何とも、そのオフィスには、2台しかPCがない、かなりOAとは程遠いオフィス環境にある会社としか思えないので、コンピュータが介在する情報漏えい自身、理解できていたかどうかも全く怪しいことだ。でも、個人情報保護法に従って、漏洩の事実を公開したことは、教科書どおりだ。
また、この件は、過失漏洩と盗難の連鎖発生と見られる。一般的は、複数の事象が、同時に起きないと考えがちだが、各論では、通用しない。起きるべくして、起きると認識した方が、無難だろう。
結局、DDTFの講演でもあったように、業務フロー上のアクセス制御とデータフロー制御の整理(マニュアル化)と徹底(実践)が、人的なワークフローもあわせて、成されていないその会社の有様をさらけ出したとも思える。データフロー制御の観点では、決して、対策せずにデモ用ノートPCへ、そのデータをコピーすることは無かったはずだ。情報漏洩防止なんていうものは、機械任せでは実現できないことも、当たりまえのことだ。関与者全員のモチベーションやリテラシーとモラルが、まず、最低限必要な条件だ。
また、ほんとに、その個人情報が、本来業務に必要なのか、再度、考え直す良い機会を、その会社に与えたのかもしれない。
何にしても、新聞記事の内容だけでは、不自然な事件に感じるばかり、内部犯行の恐れも否定できない。

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